ニュージーランド ワーキングホリデー体験記

ワーキングホリデーを利用してのニュージーランド旅行。
ニュージーランド滞在中に感じたこと、日本との違いなどをまとめました。

盛んな個人売買

個人売買

 ニュージーランドやオーストラリアでは不要になった物を個人売買によって売り買いすることが極めて盛んです。誰がどんな物を売りたいかという情報は、週末の新聞のClassifiedのコーナーやCommunittie paperと呼ばれる個人売買専門の週刊誌から得ることができます。このため週末の新聞は膨大な量があり、まるで日本の正月のような分厚さです。
 しかも、クライストチャーチでは広告料が比較的安くCommunittie paperでは掲載料が無料のものもありました。この会社は、みんながCommunittie paperを買うことによって成り立っているそうです。
 私たちも、短波ラジオがあれば、日本のNHKの放送が聞けるということを知り、Communittie paperで良い物がないかを探して買いに行きました。つたない英語で知らない人の家に電話をすることは非常に勇気がいりましたが、何とか英語も通じ、無事短波ラジオを安く仕入れることに成功し、日本から流される放送を毎晩聞いていました。

「後で電話する。」は断りの返事。

 逆に、Communittie paperで車のタイヤチェーンを売ろうと試みたこともありました。この時は、何件かの電話があったのですが、「後で電話する。」といったきり連絡はありませんでした。後で聞きましたが、この、「後で電話する。」というのは実質的に断るということに近い返事だということでした。

ガレージセール

 個人で不要になった物を週末に自宅のガレージで売るガレージセールも盛んです。良い物は早く売れてしまうので、日が明けるか明けないかの時間から行動して欲しい物を安く仕入れようとする人たちもいます。
 ガレージセールをする人は、電柱に広告をぶら下げ、新聞などで告知して宣伝しているのでどこでガレージセールが行われるかはすぐに知ることができます。
 我々も安く仕入れたい物がたくさんあったので、暗いうちから行動した日もありました。下手をすると、暗いのに、ガレージセールをする人の家の前に人混みができていてパジャマ姿で家の人が出てきたということすらありました。
 実は、私たちも引っ越しの際にはガレージセールを主催しました。まず、Communittie paperに広告を出したのですが、そのCommunittie paperが売り出される前日に、「今度のガレージセールで売り出す椅子を売ってくれ。」という人が現れたのにはさすがに驚きました。
ガレージセールで売っている物は多種多様です。電化製品や家具はもちろん、カビが生えたフライパンや錆のついたフォークなど、「こんな物誰が買うの?」というような物まで売っています。

フリーマーケット

 最近日本でもしばしば行われるようになりましたが、フリーマーケットというのも極めて盛んです。これは、自分でつくったアクセサリーや雑貨、不要になった日用品などを並べた露店が並んでいる物で見ていてとてもおもしろいです。素晴らしい物も売っていますが、どちらかとガレージセールの集団といった店が多く、売る人も買う人も楽しんでいるような様子でした。
 それに比べて、オーストラリアのSydneyで行われるPaddington marketはそれこそプロ顔負けの物ばかりでまた別の楽しさがありました。Hawaiiでもいくつかのフリーマーケットへ行きましたが、やはり立派な商品が多かったように思えます。