ニュージーランドのスキー事情
ニュージーランドではスキーはファッションではなくスポーツ
ニュージーランドは、南半球にあるので、季節は日本と反対になります。つまり、スキーシーズンは、日本が暖かい、7月から9月になります。
スキーですが、ニュージーランドのスキー場は、日本のものとは違い、華やかさに欠けています。おしゃれな休憩所はないし、レストランも小さいのが1件ある程度。しかも、規模に関わらずトイレは1か所しかなく、更衣室も、トイレの横に物置小屋程度のものがあれば良いほうです。当然、音楽などは流れていません。また、日本では考えられませんが、駐車場は、スキー場と隣接しているとは限らず、車を停めてから歩かされることも珍しくありません。
リフトも、日本で一般的な椅子付きのものは珍しく、たいがいTバーかロープトウが装備されているだけです。ただし、リフト待ちは少ないし、ゲレンデはヘリスキーを思わせるほど広く、コース上を滑るのではなく、好きな所を好きなだけ滑るといった感じです。こうしたようにスキーは、ファッションではなく、ハードなスポーツとして位置づけられているような気がします。
また、滑る際は、すべて自己責任で、岩が出ていようが、先が崖であろうが柵などは無いのが普通です。
意外とみんな上手に滑る
上手い人でも、下手な人でも自由に滑っているなどとガイドブックに書かれていましたが、いざスキー場に行ってみると上手に滑る人が多いです。聞くところによると、北半球では練習ができないスキーヤーが夏の間はニュージーランドで練習していると言うことです。
また、一般の旅行者も、夏にスキーができるのは珍しいと言うことでこの季節に訪れる人の中にはスキーを楽しむ人も多いようです。日本人も、Mt.Hutt(マウントハット)などの有名なスキー場では実にたくさん見かけます。