ニュージーランド ワーキングホリデー体験記

ワーキングホリデーを利用してのニュージーランド旅行。
ニュージーランド滞在中に感じたこと、日本との違いなどをまとめました。

公害

 一般的に、ニュージーランドやオーストラリアは、公害とは無縁であると思われており、公害を出す国に対して断固とした態度をとっています。ですが、実際の公害、環境対策は日本より明らかに遅れています。
 例えばゴミ問題に限って見るとします。日本の場合は、かなりの地域において不燃物と可燃物の収集が行われており、不燃物の分別収集もかなり浸透してきていますが、我々が住んでいたクライストチャーチでは、いまだに不燃物を可燃物も区別なく収集されていきます。電池や電球なども週たった1回しかないゴミの日に、同じゴミ袋に入れて出してよいのです。
 また、工場もないのに空気汚染が激しいです。これは、冬季に使われる暖炉のためです。冬季のひどいときには、数100m先でさえもかすんでしまうほどです。一般的な住宅のほとんどには暖炉があり、みんなが寒くなると一斉に使うためにこのような問題が起こるのです。暖房器具が日本に比べて20年近く遅れているとはいえ、空気汚染に遭遇した日本人の多くは、この状況を打開するために何らかの措置が取られるべきだと思うでしょう。
 このように、イメージとは裏腹にニュージーランドやオーストラリアは、公害の温床といわれても仕方がないような状況になっています。