ニュージーランド ワーキングホリデー体験記

ワーキングホリデーを利用してのニュージーランド旅行。
ニュージーランド滞在中に感じたこと、日本との違いなどをまとめました。

移民が多い割にはGAIJINは珍しい?

ニュージーランドは移民が多い国です。特に経済活性化のため、高学歴のアジア人を多く受け入れているようです。近年、英語を話すことができない医師が仕事を見つけるのに苦労しているという記事が新聞に出ていました。
 また、近隣のフィージーやサモアからの移民もとても多いです。特にオークランドは世界で最もポリネシア人が多い町として知られているようです。
 ところが、ことクライストチャーチになるとオークランドに比べて気候が冷涼なため、南の島の住人はあまり見かけることはありません。
 一方、中国人はとても多く、南島でもよほど小さな町以外では中華料理店を見つけることができます。また、フードコートでもChinesee foodの店を見つけないことの方が珍しいです。
 このように中国人が多いのは、
土地があればどこでも生きていけるという華僑のたくましさ
香港返還に伴う移住(当時)
本土に攻め込まれると心配し移住する台湾人
等が理由として考えられます。
 こうした中国人の大量移民に伴い、オークランドでは土地の価格が高騰するほどだそうです。そして、大量に移民して来る外国人を好ましく思わない人も多いようです。実際に、新聞記事などでも、「何故我々が、移民に飯を食わさなければならないんだ。」という趣旨の投書があったり、「この国を乗っ取る気か。」という意見もあったりします。
 日本人は、クライストチャーチやクイーンズタウンなどの有名観光地ではたくさんのワーキングホリデーや留学できている若者がいるため見かけることは珍しくはありません。というよりも町の中心部を歩いて日本人に会わないことはないほどです。
 ところが、クライストチャーチを少しでも離れると様相は一変します。まだまだ外国人が少ない場所も多く、かつての日本のこどもが外国人を指して、「ガイジン、ガイジン。」とはやしたてていたときのように、こどもに、「中国人?」と聞かれたことは何度かありました。また、日本語を学習しているらしく、片言の日本語を使って話しかけられたことも何度かありました。また、高校生がバスの中で、こちらが英語が分からないと思ったのか、「日本人だよ。話しかけてみたら。」などとひそひそ話をしているのを聞いたことがあります。