ニュージーランド ワーキングホリデー体験記

ワーキングホリデーを利用してのニュージーランド旅行。
ニュージーランド滞在中に感じたこと、日本との違いなどをまとめました。

お酒の話

日曜日は酒が買えない

 古くからの決まりだそうで、ニュージーランドでは日曜日にはお酒が買えません。最もこれは3年も前の話なので流動性が高いニュージーランドのことですからもうこの法律はなくなっているかもしれません。
 ニュージーランドでは、スーパーなどでもワインを売っている場所がありますが、日曜日には売場の前にチェーンがかけられ、「本日はお酒を売ることができません。」という貼り紙がかけられます。また、郊外へ行けば大型の酒屋もありますが、こちらは日曜日は休業です。
 ですが、空港の免税店だけは例外でした。ニュージーランドから帰国するのが日曜日だったのですが、何も警告がなかったので、日曜日とは忘れてワインをレジに持っていくと、店員が、「これから帰国なさるのですか。本当は日曜日はお酒を売ってはいけないのでばれると重罪になるけど、国を離れるのならまいっか。」といって売ってくれました。
99年12月15日追記
 法律が変わり、日曜日でもアルコールの販売が許可されました。

厳しいお酒の販売免許

 また、酒類の販売免許も非常に厳しくなっています。だから、レストランなどでもお酒を置いていないところが多く、必要な人は自分で酒屋で買って持ち込みというシステムになっている店が結構多くあります。このタイプの店は、店の前にBYO(Bring your own)という掲示が出ているのですぐに分かります。
 また、ウイスキーやブランデーなどの強アルコールの飲み物はスーパーでの販売は禁止されており、ライトビールとワインのみがスーパーを買うことができます。
 しかし、近年のアンケートによれば、スーパーでの強アルコール販売と日曜日の酒類販売は認めるべきだという意見が大勢を占めており、規制緩和の気運が高まっているようです。
99年12月15日追記
 法律が変わり、ビールなどの販売が許可されました。

ビールは安い

 ニュージーランドは、ビールが非常に安価です。だいたい350ml1缶$1.00程度で日本の半分以下です。
 種類も非常に豊富で、特定の地方で売られている地ビールというのも結構あります。
 有名なところでは、全国的に飲まれているスタインラガーやフォーエックス(XXXX)、オーストラリアのフォスターなどがあります。
 日本のビールは、瓶ビールとして大瓶、中瓶、小瓶、そして缶ビールとして125ml、350ml、500ml、750ml、1000mlと様々ありますが、ニュージーランドではこれほどサイズ構成は多くなく350mlの缶ビールを買って飲んでいる人が大半です。

ワインがおいしい

 ワインは、値段が様々ですが、だいたい1本$6から$10が相場です(3年前の話)。最近は、輸入ワインなら日本でもかなり安いので価格的には両国間ではそれほど差はありません。味は、比較的さっぱりしているものが多く、極端に甘いものや癖のあるものは多くありません。多くのスーパーではたくさんの種類のワインが売られており、様々な種類のニュージーランド産のワインを味わうことができます。南島ではBlenheimを中心とした北部地方、北島ではNapierやHastingsを中心とした東部地方が有名なワイン産地となっています。
 おもしろいのは、ワインはボトルだけではなく、3lの紙パックでも売られており、これは側面の最下部にプラスティックの蛇口がついていてワインが取り出せるようになっているという、大酒飲みのニュージーランド人を象徴するような物です。

ウィスキーはとてつもなく高い

 ビールやワインは割と安価ですが、ウィスキーはとてつもなく高くなっています。これは自国で生産していないからだと思いますが、日本の2倍以上はしたと思います。

その他

 日本の酒屋では、梅酒、焼酎、カクテル、チューハイなど実にたくさんのアルコール飲料が売られていますが、ニュージーランドではそのような消費者心理を刺激するような製品はほとんど売られておらず、ビールやワインのみをひたすら大量消費しているようです。