ニュージーランド ワーキングホリデー体験記

ワーキングホリデーを利用してのニュージーランド旅行。
ニュージーランド滞在中に感じたこと、日本との違いなどをまとめました。

羊の国 ニュージーランド

 

 ニュージーランドといえば、まず最初に羊が思い浮かぶほど羊とニュージーランドは深い関係にあります。国全体で、約5000万頭の羊が飼われており、その姿は、一部の山奥を除きほぼどこででも見られます。町から15分くらいすると、羊の姿を見ることができ、その後は、どれだけ運転しても、羊、羊、羊です。郊外では、人や車にはしばらく会わないことがあるかもしれませんが、羊に会わないことはないでしょう。とくに北島に比べて南島はその傾向が強く、中でもクライストチャーチを中心とするCanterbury平野一帯は、「畑以外は全て牧場なのでは?」と感じるほど牧場だらけです。
 ところで、イメージからすると、羊は、広大な平原のみで飼われていると思いがちですが、実際は平地だけではなく、山あいの急傾斜の斜面に飼われていることもあります。1山すべてが羊牧場で視界に入るものが牧場以外にないということすらあります。
 また、これらの羊は全て放牧で、夜になったら小屋にはいるなどということはなく、夜でも天気が悪くてもずーっと外で半野性的に暮らしています。これらは羊に限らず牛なども同じで、当初は、「どこに小屋があるのだろう?」と思ったものでした。
 これだけ羊がいるので、羊毛用としてだけではなく、食用のものも飼われており、スーパーなどでは、日本ではあまり見かけることのない羊の肉がさかんに売られています。
 羊肉のうち1歳未満のものをLam
 1歳から2歳のものをHogget
 2歳以上のものをMatton
といいます。このうち若い羊の肉、ラムなどは癖がないとはいわれていますが、実際食べてみると、かなり癖があり抵抗感を覚えます。
 冬は、羊にとって誕生の季節です。この時期、運がよければ上写真のような体長30cmほどの子羊を見ることができます。