鯛を食べた日:Napier→Gisborne
荷物を片づけて慌ただしく出発。大切にしていた包丁研ぎ、まな板を忘れたことにも気づかずに、走り出していた。
Sheepskin Factory
Sheepskin Factoryを見学。11時からツアーがあるということなので時間にあわせて行く。地図がなかったので、着かないかもと焦るが余裕を持って到着。
ガイドのおばさんが拡声器を持って話すが、工場内の音がうるさくて何を言っているのかほとんどわからなかった。
まず、水車のような洗濯機で洗剤洗い。その後ドライクリーニングのようなことをして、屋外に干す。Napierは日照時間が長いので乾燥には最適。それでも乾燥するまでに4日かかることもあるそうだ。
そして、カッティング、アイロンがけをして、空気ブラシでふわふわにする。この空気ブラシをかける前は、羊の毛そのものだが、これに通すことによって丸まった毛もきれいになる。
最後に機械で大きさをはかって、人間の手で分けてできあがり。最後に、5cmくらいの大きさのシープスキンと日本語の行程表、シープスキンの注文表をもらった。工場内の店では$75だったものが注文表では$100になっている。??まさかクオリティーが違うのでは??日本語の注文表だけ値段が違うのかも。
入る前はまさかここで羊から皮を剥しているのではと思ったが、それはなかった。どこで誰があんなにきれいに剥しているのだろうか。
Gisborneへ
Napierを出発し、約200kmのGisborneまでの道のりを行く。
Bird SanctuaryのLake Tikekaに寄るが、鳥はほとんどいない。はるか向こうに黒鳥がいるので、昼食ついでに少しパンを投げるが見向きもしない。
ずっと山道が続く。タイヤがきしむ音がなり続ける。カーブにさしかかったとき、対向車線から大幅に車がはみ出してきた。危うくぶつかりそうになる。初めてのひやっ。
無事にGisborneに着く。ここは人口3万5000人の町。以外と大きい。道幅も広い。Beachがきれいだということなので海辺のモーターキャンプに2泊する。
見た感じはとてもきれいなモーターキャンプだが、ベッドが最悪。運動用マットみたいなのが少し高くなったところに置いてあるだけ。
Pak'n Saveへ買い物に行く。とても新鮮なSnapper(鯛)が、Specialで$7.20/kg。さっそく買うと、2.2kgもあって、$16.95もしてしまった。いずれにしても日本だったら絶対この値段では買えないだろう。結納の時の鯛のようだ。
Kitchenでさばいていると案の定声をかけられた。文句ではなかったのでほっとした。もし、魚をさばくぐらいで文句を言われたらたまったものではない。こっちは羊の匂いをいつも我慢しているのに。とにかくさばく。鯛類は鱗が多いのでたいへん。包丁もいつものように切れ味が悪い。せめて今朝、包丁研ぎを忘れなければ。刺身、煮魚、味噌汁をつくった。塩焼きもしたかったがガスオーブンの使い方がわからなかったのでやめた。
脂がのっていてとてもおいしかった。日本の鯛もニュージーランドからの輸入物が多いが、それらはおいしくないと言う。日本近海で捕れた鯛を食べてみたくなった。