ニュージーランド ワーキングホリデー旅行記

ワーキングホリデーを利用してのニュージーランド旅行。
旅行の記録とそこで学んださまざまなことを美しい写真とともにお届けします。

南島を離れた日:Blenheim→Picton→ウエリントン

Blenheim

市内を見る。Blenheim中心には広場がありおしゃれ。他の場所もおしゃれかと思いきや、他にはぱっとする場所は特にない。

ただ、GreymouthやWestportに比べると華やかだ。かねてから気になっていた魚の冷凍パックの工場がここにあるはずなので職業別電話帳で調べるが出ていない。しかもここは、海から離れている。おかしい。

考え込んでやっと、今まで食べていたのは魚釣りの餌だということに気づく。そんなにまずくなかったので気づかなかったのだろうか。少しショックだった。
目的も失ったし、思ったほど見るところもないので午前中にPictonへ向かう。

Picton

最初に、混んでいると困るのでウエリントン行きのフェリーの予約をしに行く。

料金表を見ると、前もって予約するとかなりの割引になっている。当日にも2種類の料金があるらしい。運行している会社も2社ある。片方は、Linkという会社で、かもめが飛ばされるCMで有名。年末なので空いていないかもしれないと心配しながら受け付けの人に予約状況を聞く。

今日も明日も高い方の料金しか空いていない。今日のは、1時30分発のが4席残っていて、後は6時発まで満席状態という。仕方がないので1時30分発のを予約する。来る途中、冗談でこんな状況になったらどうしようと話していたがまさか本当にこんなことになるとは。

結局、Pictonを観光する時間はほとんどなさそう。(現在11時30分)料金も車込みで$248と結構高いが仕方ない。

ところで、受け付けの人は障害者のようで、指が1cmくらいしかなかった。それでも器用に字も書くし、レジも打ち、電話もかける。こんな人を受け付けの、しかも一番目立つところに配置するなんてニュージーランドらしくてすごい。他の人の障害者に対する意識も変わるだろう。

出発時刻の1時間前までにチェックインしなくてはいけなかったので大急ぎで昼食をとり、5分でPictonの市街地を見て、戻ってきたらちょうど12時30分。

急いで、車を指定の場所に停め、チケットを渡してプラスチックのボーディングパスをもらう。そこからさらに進み4列に並ばされる。そして、まず、列車、バスが乗り込み次に牽引車付きの車、最後に一般車が乗り込む。乗り込んだら、次は、ドアが開かないほどぎりぎりに停める。隣は、レールの上にのっている電車。しっかりハンドブレーキをかけ、上へ。8階くらいあるようだ。

客室には入らずデッキに出て一番Marlbourough Soundが見えると思われる左側に座る。日差しがとても強い。

1時30分、定刻通りにPicton港を出発。ここからウエリントンまでは約3時間。とうとう5月23日から7カ月間滞在した南島と別れる。きれいな入り江を見ながらゆっくりと進んで行く。退屈になってきたので中を探検する。映画館、Visitor Information、両替所、バー2つ、ゲームセンター、レストラン、子供の遊び場などいろいろある。最もそんなところで遊ぶお金はない。

戻ると、Gull(かもめ)が洋上を一緒に飛んで来ている。サンドイッチの匂いを嗅ぎつけてきたらしい。風が強いのでなかなかデッキにとまることができないらしい。パンを投げたら飛びついていた。

出港してから1時間、波が強くなってきたのか揺れ始める。海の色も緑っぽい色から深い青色に変わってきた。どうやら外洋に出たらしい。風も強くなってきた。けれど、どうしてもウエリントンを見たかったのでデッキに座り続ける。周りには誰もいなくなった。どれだけ我慢しただろうか。ようやく島のようなものが見えて、そのうちにそこに住宅街があるのが見えてきた。さらに近づくと高いビルが林立しているのが見えてきた。ようやく、ニュージーランドの首都ウエリントンに到着。

フェリーからはわりとすんなり出ることができた。出たところはもう高架のモーターウェィが走っている。

町は後日見ることにして、事前から決めておいたモーターキャンプへ。ここから約30分だが町まで一番近いモーターキャンプとのこと。ウエリントンの大きさを知る。何とかあまり迷わずに着く。

隣の市、Lower Huttまで来ていた。とりあえず、空いているかを尋ねる。空いていて以外と安かった($25/Day)のでここに決めるが、冷蔵庫1日$1に驚く。さらに困ったのは部屋にコンセントがないこと。1週間コンセント無しは辛いが、決めてしまったものはどうしようもない。コンタクトレンズの煮沸はTVラウンジでテレビを見ながらすることにする。

買い物へ行く。Lower Huttの中心へとりあえず行ってみる。モールがあるので入ってみると、中は超巨大。Foodtownを見つける。この当時は北島ならどこにでもあるスーパーだとは知らなかったので感動。この時は特に、整然とした作りが日本のスーパーみたいだと感動した。有色人種の人が店員をやっているのにも驚く。さすが、保守の王道、クライストチャーチとは違う。とりあえず買い物をして、物価をチェック。そんなに値段は変わらないようだ。

帰りにモールの出口を探していると閉じこめられてしまった。早く帰りたいのはわかるけど何も確認せずにここまですることもないのに。結局そのあたりの店の人に出口を教えてもらった。むやみにうろつかないようにいわれたが、どう考えても向こうの失態としか思えない。また、ニュージーランドの実態を見てしまった。

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