ニュージーランドの産業
What is made in New Zealand?
人口が少ないために、ニュージーランドにはこれといった産業がありません。あらゆる産業がある日本にいると産業がないということはどういうことかわかりにくいかもしれません。産業がないということは簡単には説明できませんが、単純に言うと、自国製品が少ないという言葉にもある意味では置き換えることができます。
朝起きるとします。顔を洗ってタオルで顔を拭こうとしたら、手に取ったタオルは恐らくニュージーランド製品ではないでしょう。歯を磨こうと歯ブラシ、歯磨き粉を見ますと、それもニュージーランド製品ではない可能性が高いです。これらのものは時として日本製の場合もあり、意外なところにその姿を発見します。陶器、文房具など、ハイテク機器以外の分野にも日本製品が浸透している場合もあります。当然、ハイテク機器はその大部分が日本製品です。
日本の製品以外にも、イギリス、ドイツは当然として、パキスタンなど日本ではまず輸入されることのない国の製品があるのもこの国の特徴です。
ビルがない
産業がないということは、当然それに従事する人々も少ないわけで、そのことは町中を歩けばすぐにわかります。クライストチャーチは、人口約40万人弱、日本で言えば、県庁所在地レベルですが、オフィスビルの数が日本に比べて異様に少なく、建物のほとんどが3階建て止まりです。それこそ町の中からでも地平線が見えそうなほどで、視界に入るそれの面積がやたら大きいです。